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- 平成14年11月 7日
- 新・出版ネットワークの構築について
- 1.要旨
- (社)日本出版取次協会(会長・金田万寿人)は、このほど現行の出版VANに代わる新しい出版ネットワークシステムを構築し、富士通のネットワーク上に稼動させる事を決定した。本格稼動時期は2003年4月を予定し、今後出版社に参加を働きかけていく。
- 2.背景
- 現行の出版VANは、取次と出版社間のオンライン化を図る為10年ほど前にサービスを開始したが、この間、通信技術の飛躍的な進歩やインターネットの普及、様々な情報交換サービスの出現など極めて大きな環境変化が生じており、システムの老朽化や高額な利用料の負担が問題となっていた。こうした課題に対し、当協会ではネットワークインフラの多様化・高速化や新たなEDIへのニーズに対応するため、新しいネットワークの構築を目指す事となった。
- 3.目的
- 新・出版ネットワークは、インターネットの普及を始めとする通信環境の変化や多様なEDIニーズへの対応と、大幅な利用料の軽減を図る事により、技術的・経済的理由で現行の出版VANに参加出来なかった出版社も参加しやすい環境を作る事を目的としている。又、これまでEDI化が遅れていた仕入や返品といった取引関連の分野にも拡大する事が期待され、業界全体の業務の効率化・省力化に大きく寄与できる。
- 4.新・出版ネットワークの概要 (別紙【PDF】参照)
- 新・出版ネットワークの特長としては、(1)多種多様なネットワークからのアクセスが可能、(2)高速回線の利用により大量データのEDIも実現、(3)インターネット環境によるWeb-EDIにも対応、(4)データ量の規模に関わらず利用し易い価格体系、等が挙げられる。具体的なサービス内容や料金体系等は、今後詰めていく予定になっている。
- 5.今後のスケジュール
- 2003年4月より、現在稼動している業務を順次新ネットワークに移行する。Web-EDIなどの新しいサービスについては、2003年6月以降のサービス開始を予定している。
- 別紙「出版VAN全体概要」【PDF】
- 【本件に関する取材申込み先】
- 社団法人日本出版取次協会・事務局
- TEL:03-3291-6763/FAX:03-3291-6765
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